訪問日:2014/3/8
毎度お馴染み、ブラジルタウン大泉町。
この地には何度か足を運んでいるが、今回はとあるイベントの参加のために再び訪れる事となった。
前回の記事、
ブラジルタウン大泉町
この日は
東京別視点ガイド、松澤氏主催の「
おとなの珍スポバスツアー」に参加した。
群馬の珍スポを巡ると言う趣旨のツアー。
行先は、ブラジルタウン大泉町、珍宝館、愛と生命のミュージアム。
基本的には群馬の秘宝館巡りのツアー。
「群馬と聞いちゃ黙っておれん」
と、迷わず参加を決める。
当日の集合場所は池袋。
始発で群馬から東京へ行き、そしてすぐに群馬へ向け出発する事となる。
集合場所では既に他の参加者が集まっていた。
私はその間に割り込み話しかけるも、照れているのか全く喋ってくれなかった。
※田舎者だからこういうオブジェで遊んじゃうんです。
東京に着いてから1時間。
人が多すぎて落ち着かない。
「はぁ群馬にけえりてぇなぁ」とウズウズしながらの出発となった。
グッバイ東京!レッツゴー群馬!
大泉町に到着。
まずは「スーパー メルカド タカラ」で本場のブラジル食品を取り扱うスーパー。
客層の殆んどがブラジル人か日系ブラジル人。
右も左も聞こえてくるのはポルトガル語だらけ。
詳細は前回の記事に書いたので割愛します。
西小泉駅でバスから降りて町中を散策。
駅前では「駐輪禁止」の立て看板空しく、自転車が堂々と放置されていた。
無法地帯!
町中を散策しながら次の目的地を目指す。
大泉町は工業団地であるため外部の人間にはあまり用が無い。
それを42人の団体がぞろぞろとカメラを持って町中をうろうろ。
怪しさ満点の一行に町の人は怪訝な顔をしていた。
そんなこんなで次の目的地「ブラジリアンプラザ」に到着。
大泉町では割と有名なブラジルのお店。
42人が一気に押し入る。
ふーん、10%OFFね。
いや違う!!
10%で販売してるんだ!!
もしかしたら定価がうん十万かもしれないが、取り敢えずお買い得なドレス。
お土産屋では商品の方向性が見えていないのか、外国人向けのコテコテの日本グッツが多く売られていた。
レジのおばちゃんが言うには、
「最近ブラジル目当てのお客さんが増えて、折角来てくれるからブラジルに因んだ物を置きたいんだけどまだ整理できてないのよねぇ」
と言っていた。
確かに、知名度はそこそこあるのに、それを生かさないのは勿体ない!
客層を考えるとブラジルの一風変わった小物とか売れそう。
ブラジルキーホルダー。
基本的にこういう使い道が無い商品を取り扱っています。
ハンドバックが売られている。
一見ただの派手なバックかと思いきや模様を見ると、
「TOKYO TOKYO TOKYO TOKYO TOKYO TOKYO...」と、ひたすら東京と書かれていた。
こちらは帽子。
「JAPAN JAPAN JAPAN JAPAN JAPAN JAPAN...」とひたすらに日本と連呼されている。
海外旅行の時に被りたいと、ツアー参加者の中では好感触。
現在は二階は閉鎖中。
ちなみに私はブラジリアンプラザでこんなバックを買いました。
全くブラジルに関係無いが、大きさが三段階に切り替わり出張用にぴったりだと、思わず購入。
二日後の出張で早くも活躍したが流石はメイドインチャイナ、ファスナーが一部破損してて二段階までしか大きさが変えられない。
まあでも1980円だったので割と満足。
「レストラン ブラジル」で昼食!
店名からしてブラジル感が溢れる。
そういうストレートな店名、嫌いじゃない。
滝のように入店。
ガラナで乾杯し、お待ちかねのブラジル料理!
「フェイジョンとファロッファをご飯に掛けて食べるのが本場の食べ方です」
と説明を受けるが全然分からん。
ファロッファって何さ。
「ファロッファはキャッサバを乾燥させた物です」
いや、だから全然分からん。
取り敢えず豆汁とキャッサバと呼ばれる芋の粉をご飯に掛けるらしい。
キャッサバを食ってみるがまあ微妙!
不味くは無いのだけど味が全く無いから食べる意味を見いだせない。
不味くは無いのだけど砂食ってるみたい。
ツアー参加者からも不評の嵐。
でも肉はすげぇ旨い!
何て言うか肉肉しい。
THE 肉 って感じ。
「肉食ってるなー」という気分になれる。
ブラジル料理は多分日本人の口に合う。
他のも色々食べてみたいものだ。
ちょっと大泉町の歴史を・・。
手元にある昭和52年発行の「郷土のしおり東上州」の大泉町の欄を見てみると”ブラジル”の文字は一切出てこない。
歴史を遡ると、昭和初期の大泉町は人口九千人程度の静かな町だった。
昭和15年に中島飛行機製作所小泉工場が完成すると人口は一躍六万人を超す大都市となった。
しかし太平洋戦争は軍需工業都市であるが故に激しい空襲を受け町は壊滅状態。
一度は活気を失うが、戦争の災禍を克服した日本の目まぐるしい経済成長の波を受けて、中島飛行場の跡地に三洋電機の工場が建設されたのを始まりに、誘致活動の甲斐あり大泉町では大規模工場が多数建設された。
工業都市として栄え、平成の初めには入管法改正で多くの外国人労働者が一気に流入する。
そして現在では人口の外国人比率が15%を越え自治体では全国一位となった。
そんな風変わりな歴史を持つ大泉町、面白いなぁ。
ブラジルタウン大泉町、立派な観光地と言っていいだろう。
昼食を後にした一行は次なる目的地、珍宝館を目指す。
道中、車内では松澤氏の珍スポスライドショーを見ながら楽しく進む。
珍宝館2へ続く。
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