多目的ガレージ　カーロマン

住所	群馬県甘楽郡甘楽町秋畑
TEL	-
営業時間	-
定休日	-
見学料	-
公式サイト	-

訪問日：2012/12/24

名無村に行った帰り道、甘楽町を車で走っていると視界の端に何かを捉えた。
急いでUターンし、先程見たあれは何だったのか確認に向かう。

多目的ガレージ　カーロマン

おっと、これは久々の大物の予感ｗｗ
ガレージってあるから車の車庫か？

一体ここは何なのか。
見てるだけじゃ分からないので聞いてみよう。

「こんにちはー！」

入口のカギは開いているが誰も居ないので入れない。
うーん、取り敢えず散策しよう。

様々な種類の物が混沌と配置されている。

テーブルに並べられた急須と腕時計。
圧倒的なセンス。

ガレージ脇の広場。
ここも雑多な物が置かれている。

ドラム缶機関車とピクニックテーブル。

テーブルには靴とビールの缶。

敷地を囲うように並べられた物たち。
サイクルマシンや脚立や洗濯機など、どのような規則性を持って置かれたのか全く分からない。

機関車。
ビールが好きなのか、至る所にビールの缶がある。

足の無い鳥居。
そんなもんどこから持ってきたんだ・・。

ジョウロとタイヤのカバー。

もの凄いセンスを感じる。
一つ一つの部品を見れば至って普通の物だが、それを制作者独自の価値観を持って組み合わせる事により理解の範疇を越えた作品が生まれる。
その無限の可能性は宇宙さえも連想させ私はその深さにただただ感銘を受けるばかりであった。

【すみれ保育園】

なんでこんなものが？
「まさかここ保育園！？」
と一瞬浮かんだが、流石にここに子供を預けるのには些か不安を感じる。
どっかから拾ってきたのだろう。

「勝手に持っていくな！バカめ！」
「勝手に持っていくな！ドロボー！」

いや、室内に置こうよ。

ふと「母屋は別の場所にあるんじゃね？」と浮かんだ。
道路の反対側に行くとそれっぽい建物を発見。
ああ、だぶんこの家が母屋だ。

「こんにちはー！」

出てこない。
だが諦めない。
オーナーに話を聞くべく家の周りを行ったり来たりしているとおじさんが出てきた。

私「すいません、今道路を走ってたら面白い建物を見つけて気になって来たんですけどあれは何なんですか？」
おじさん「ああ、あれは集落の飲み会の場所だよ、たまにあそこで飲み会するんだ」

～中略～

まとめると
・多目的ガレージは集落の飲み会に使っている。
・元々は娘さんの車の車庫だったが改造して家にした。
・置物は貰ったり買ったりしたのを自分で飾っている。
・保育園関係の置物は富岡の保育園を解体する際に知り合いの土建屋から貰った。
・10年くらい前から作り始めた。
・各所に掛かれていた㊥の文字は屋号みたいな物。

写真の柵のような物をはよく見ると大量の剪定バサミだった。
造園関係の仕事をしていたらしく、古くなったハサミを飾ったそうだ。
細かい所も工夫されていて面白い。

12月1日から12月25日まではクリスマスって事で夜間にライトアップされる。
昼間なのでよく見えないが電気を点けてもらった。
夜に見たかったなー。

続いて多目的ガレージに入れて頂く。

|⌒　　　　←横から見るとこんなガレージを二つ繋ぎ合わせて、
|⌒⌒|　　 ←こうにして、壁と扉を付けて家にしたらしい。

言われてみて驚く。
それなら簡単に作れるかも。
と思ったが屋根も基礎も配線も内装も綺麗に作られており相当の手間が掛かってそうだ。
器用と言うか、すごい技術力だ。
細かい所も手を抜かずしっかり作っている。