訪問日:2014/02/12
国道18号沿いのドライブイン。
外観のボロさに加え、この物騒な世の中で経営する上での防犯意識高さが垣間見れる。
驚異の犯罪率と驚異の情報力を持つ飯島屋を紹介する。
「自動販売機」と大きく書かれた看板。
錆びれた見た目ながらも堂々とした出で立ちは国道を走るドライバーの目線を奪う。
真新しいコイン洗車の看板を引き立てると同時に、自身のボロさも際立ってしまった。
「ピーパック安中 飯島屋」
色褪せた看板からは辛うじて店名が窺えた。
ボ、ボロい!!
屋根とかグチャグチャじゃん・・。
これ何が起きちゃたんだ・・?
ほっといたってこうにはならんだろう。
照明の電源ケーブルも滅茶苦茶。
そして入口。
何か歪んで見える。
決してカメラのレンズが悪い訳では無い。
建物が歪んでいるのだ!
全景を写すと建物が波打っているのが分かるだろう。
地面からして歪んでるから地盤沈下でもあったのだろうか。
建物の歪みは窓を見ると分かりやすい。
サッシが完全に斜めっていて隙間だらけ。
全体的に歪んでいるためどこが水平か全然分からん。
ガラスには注意看板。
紙おむつ捨てるな!
持ち帰れ
親の顔が見てみたい
ゴミだけ捨てるのはお断りします
以前に「親の顔が見てみたい」とまで言わせる程の出来事があったのだろう。
オーナーは相当お怒りの様子。
他にも「無断駐車禁止」や「ドックフードを捨てるな」など様々な表示があった。
この小さい写真の中に「防犯カメラ設置店」のステッカーが三つも見える。
入る前からかなりの威圧感。
そして店内へ。
中身は普通のレトロなドライブイン。
自販機のラインナップは飲料系やスナック類、カップラーメン(お湯付)、ゆで卵、うどんそば(停止中)があった。
蛍光灯管の装着率が低い蛍光器具。
その内一つはチラツキが激しいのだろうか、蛍光管のカバーが着いたままセットされている。
夜はどんな感じなのか見てみたいものである。
店内も相変わらずの防犯ステッカー。
左上の新聞の切り抜きには自販機荒らしの記事が書かれている。
内容を読むと荒らされたのは安中市のドライブインとあるので飯島屋が実際に荒らされたようだ。
犯人は逮捕されたらしく「逮捕」のステッカーまで貼って見せしめにされたいた。
「防犯カメラ設置店」と店内至る所で高い密度で貼られているが、こんなボロいドライブインに防犯カメラなんてあるのだろうか。
なんと5台!
店外にも防犯カメラがある筈だから合計台数は更に増える。
ここのドライブイン、なんて防犯意識の高さだ・・!
これも飯島屋を襲った自販機荒らしの記事。
何故かやたらと自販機荒らしに遭うようで、その結果がこの防犯意識の高さと思われる。
自販機には更に別の事件について表示されている。
自分も事件の渦中にいるような錯覚さえ覚え、自販機で選んでいるときも常に緊張感がある。
加えて常に監視カメラで撮影されていると思うとドライブインなのに落ち着いて休憩できないな。
ステッカーを読んでみる。
秒単位で犯行時刻が分かるのは店内外を見張る数台の監視カメラの力だろう。
「使用度の少ないきれいなバール等を使い」と、どうでも良いけどやたら詳しい情報まで掌握している。
犯人の特徴を細かに警察に伝え「首を洗って待っていなさい」と勝利宣言。
そして犯人は逮捕されたらしく、
「安中署の捜査 犯人逮捕に感謝します」
と、オーナーの嬉しさが伝わってくる。
別の事件では、自販機を破壊しタバコ1個とお菓子1個を盗む大胆且つ繊細な犯行。
そしてH氏(47才)が逮捕された。
別の事件。
こちらはまだ逮捕に至らず。
犯人さんは覚悟しましょう!
にしても飯島屋の事件発生率すげぇな。
飯島屋の戦いはこれからも続く。
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