訪問日:2012/08/09
「草津温泉に行きたいけど混んでて嫌だな~」
そんな人におすすめ!
草津の源泉と絶景を独り占め出来る秘湯が山奥にある。
西の河原付近の大きな駐車場に車を停め、草津高原ゴルフ場方面へ歩く。
写真の赤丸の位置が登山口となる。
途中までは芳ヶ平方面ルートと共通の道なので、芳ヶ平の案内に従って入山する。
尚、クマ出没注意なので鈴等の準備をお願いしたい。
ちょくちょく分岐があるが「芳ヶ平」を目指して進む。
しばらく進むと「常布の滝 眺望」と書かれた分岐路がある。
せっかくなので寄ってみた。
うん、滝だ。
コースに復帰して芳ヶ平方面に進むと右手側に常布の滝への分岐路がある。
常布の滝付近に「常布の滝下温泉」という野湯が存在し、そちらも行こうかと思っていたが土砂崩れの影響で立入禁止となっていた。
残念。
入山開始から一時間ちょいで「一本松」という場所に出る。
そろそろ沢に入ります。
一本松を過ぎると沢を横切る橋が見えてくる。
登山道を外れこの沢を登っていきます。
この沢は「毒水沢」と呼ばれる。
PH値が低く、水を舐めると酢っぱい。
沢歩きの難易度としては低く、水量の少ない時期であれば初心者でも問題無い。
ウェットシューズ(?)があれば楽だが、普通の靴でも多少濡れる覚悟があれば沢を登れる。
しばらく沢を進むと滝が見えてくる。
ここまで来れれば後ちょっと!
滝壺にはチャツボミゴケが生えている。
初めて見た。
チャツボミゴケは酸性の川にしか生育しない。
中之条の「穴地獄」でチャツボミゴケの群生を見る事が出来る。
滝を越えるには右側面に道があるのでそこを通ればよい。
誰かがロープを張ってくれたので簡単に登れるだろう。
滝を越えると源泉地帯が見えてきた!!
写真中央右側から温泉が湧いているが湯量が少ない、もっと上流に行こう。
お!!
天然のサウナ発~見!!
入っちゃえ
っぶぇぼ!!!!!!!!!!!!!
硫化水素充満してました (´・ω・`)
硫化水素は濃度が濃くなると臭いが分からなくなるらしいが、その通りだった。
入った瞬間に鼻を殴られたような衝撃を受けた。
いやー、危ない危ない。
※真似しないでください。
更に上流に行き、一番良さそうな場所を決める。
ここに入ろう。
源泉を舐めるともの凄く酸っぱく、付近の石を見ると硫黄の結晶が浮き出ていた。
入浴。
あー、ブルーシート持ってくれば良かった。
シートで湯を溜めれば温度調節も楽だし全身浸かれるのに。
しかし湯はとても良い。
草津の中でも指折りの強さではないだろうか。
後半はずっと足湯をしていたが、足湯だけでもすっごい効いた。
誰もいない山の中、絶景を眺め一人湯に浸かる。
最高のひと時だ。
蛇足的余談になるが、撮影は三脚を使ってのセルフ撮影となる。
全裸でカメラと湯船を行ったり来たりしていると危うく新世界の扉を開きそうになった。
家に帰って撮った写真を見ると殆どあうあう画像で使い物にならなかった。
入浴後の湯船。
沈殿していた湯の花が浮き上がり乳白色の温泉になった。
流石に夏に来たんじゃ暑い。
秋頃にブルーシート持ってまた来たいなー。
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