訪問日:2018/8/11
2018年5月19日、高崎市倉渕町に「倉渕水沼公園」がオープンされた。
メイン施設のサッカー場に加え、林間を走る一周5kmのトレイルランニングコースや桜を大量に植えた遊歩道なのが整備されたようだ。
最近自分の中でランニングがプチブームなのでトレランにも挑戦してみようと倉渕へやってきた。
この公園の存在を知る人がまだ少ないのだろう、広大な公園内には人っ子ひとり居なかった。
公園の施設として、トイレ、外に水道、あと自販機も近いうちに設置されるっぽい。
トレランするには充分過ぎる施設だ。
ゴミ一つ落ちてない建物に入ると長椅子が備え付けられてあり、エアコンは無いけど自由に休憩できるようだ。
壁には「ポウハタンフィールド」と掲示されたいた。
何のこっちゃと思って調べてみると、倉渕水沼公園の愛称としてこの横文字が使われているようで、由来は倉渕町に縁のある小栗上野介が遣米使節団として渡米した船の名前「ポウハタン号」に由来する。
まあ私は倉渕水沼公園と呼ぼう。
んで、お目当てのトレランコースへ。
トレイルランニングとは山道を走るスポーツの事を言い、やってる人は多いものの登山道を走る場合は歩いてる登山客の邪魔になりかねない。
しかしこちらの専用コースであれば人も車も何も気にせず走れるのでトレーニングする人には良い場所と思う。
山道を走るので野生動物には注意が必要。
鍋のフタを棒でカンカン叩いて音を出していく。
さてラインイング開始。
コースはもちろん未舗装で木のチップが薄く撒かれている。
地面はフカフカで走りやすい。
スタート地点にあった鍋のフタは数百メートルおきに設置され、音を鳴らせと棒が吊り下がっているが走ってる最中は叩いてる余裕はなさそうだ。
道幅は車が通れる程度は確保され整備もされているので、普通のトレランと比べると格段に走りやすい。
しかしアップダウンや景観の変化を楽しめるのは山道ならではで面白い。
これも一興、街中をランニングしてても動物には会えないだろう。
100mおきに距離表示もある。
右に曲がって左に曲がって、走っているから景色がどんどん過ぎ去っていく。
トレランはほぼ初だが体力がもっと付けば嵌まってしまいそうだ。
2km地点を過ぎたあたりで大規模メガソーラーの脇を通る。
その太陽光発電の出力は何と8000kW、パネル1枚あたり250Wと考えると32000枚もの規模で、パネルは畳とだいたい同じ大きさなので広さ32000畳くらいとなる。
実はこのトレランコースは太陽光発電所をぐるりと一周するコースとなっていて、
基本的に林間を走るがたまにこうして太陽光発電所が見えてくる。
コースの分岐には写真のように矢印があるので、矢印に従ってれば何も考えず走れる。
木漏れ日の道が心地よい。
(実際は汗ダラダラでぜぇぜぇ言って走っているが)
後半は登りがキツくなってくる心臓破りコース。
4km地点から4.5km地点の500mは舗装されていた。
傍らには大きな石垣があってそそられる。
アップダウンを繰り返してやっとサッカー場へ到着。
そして5mk地点!
もうちょい!!
ゴール!!!!
5kmの距離だが激しいアップダウンと猛暑でかなり疲れた。
ただ、走り応えはあって大満足。
一週目はノンストップで走って、休憩後の二週目は写真を撮りながら走ったり歩いたりしていた。
今のところ人も少なく寂しい場所であるが、様子を見るに今後も整備が進んでいくのだろう。
冒頭でも書いた通り、肩身の狭い思いをせずにトレイルランイングが出来るのは嬉しい限り。
倉渕水沼公園の近くには相間川温泉もあるので汗を流して帰るのも良し。
現在は開園して間もないため地図にもこの場所は載っていない。
道沿いには案内看板が多く見られるのでそんな迷わないとは思うが、倉渕-安中を繋ぐ地蔵峠の倉渕側の麓の途中に公園の入口があります。
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