訪問日:2016/9/22
草津町の観光と言えば勿論「草津温泉」だが、同じく草津町にある「草津熱帯圏」も、実はとても楽しい。
草津に来たら湯畑の方で遊んでしまったり、熱帯圏は何となく寂れてる印象があったり、名前は聞くが実際に行った事のある人は少ないかもしれない。
私も行く前はそんなに期待していなかったが、行ったてみたら大満足の観光スポットだった。
まだ行ったことがない人は損してます。
※公式サイトのこのページに割引券があります。
印刷して持って行くと下記の割引が受けられます。
大人1000円→800円
高校生700円→560円
子供600円→480円
ちなみに衝撃の事実だが、
「熱帯
園」じゃなくて「熱帯
圏」です。
今まで勝手に脳内補完して熱帯園だと思っていた・・。
さあ園内にやってきた。
園内のメインは亜熱帯ドームだが、他にも外にはサル、ウサギ、ラマなどが生息し、見所は少なくない。
エサやり系は大好物。
そしてこういう一昔前のポップや、ところどころ点在する廃墟風な建物など、この雑然とした感じがB級マニアとしてそそられる。
いよいよ草津熱帯圏のシンボル、ジャングルドームへ。
ドームの中は亜熱帯の環境を再現した温室になっており、日本ではなかなかお目にかかれないレアな動植物が数多く生息する。
「こんな巨大な温室、ボイラーの燃料代がヤバいんじゃないの?」
と、思うかもしれない。
しかしここは天下の草津温泉、高温の温泉熱を利用しているらしく、成程、有るべくして草津に熱帯園が作られたのだなと分かる。
ドームに入ると、ムワーっとした湿度の高い熱気と、嗅ぎ慣れない獣の匂いが充満していた。
これが亜熱帯の空気か。
天井を見ると放射状の鉄骨に(たぶん)FRP板を嵌めこんだ構造だった。
あちこちに継ぎ剥ぎが目立つ、見るからして年季が入った施設だ。
一時期は存続の危機さえ迎えた草津熱帯圏は、小さな民間の動物園として厳しい経営の中、スタッフによる尽力と動物たちへの愛で、今を迎えている。
そんな事を思うと、この継ぎ剥ぎ一つとっても愛情が感じられた。
ドームは変則の3階構造で、空間を最大限有効に活用した動植物の配置はエリアによって雰囲気が大きく異なり、実際の広さ以上に広く感じられた。
そして想像を遥かに越えて充実していた。
カメ
ワニ
爬虫類コーナー。
施設は古いが小まめに清掃されているよう。
説明板は丁寧な説明と小ネタに溢れ愛着が持てる。
順路に沿って進むと上ったり下がったり、まるで栄螺堂のような構造だ。
複雑な順路は、動物を横から見たり上から見たり、立体的な観察という点でも優れていた。
樹齢が大きそうな巨大な樹木も聳える。
ドーム内は「ただ温かい」ではなく、動植物を含めて亜熱帯を再現していた。
例えばこのカエルも、自然界で撮影したように見える。
さてさて、草津熱帯圏のアイドル、カピバラさんのお出ましだ!
カピバラさんとは触れ合えます。
エサをあげましょう。
ひぃ!怖い!
大きな牙に臆することなくエサをあげていると、カピバラさんの魅力が分かってきた。
説明板には「カピバラが気持ちよく感じるポイントは、おしり」とある。
お尻を撫でられ気持ち良くなって来ると毛が逆立つらしい。
ならばと、ゲージに手を突っ込み、カピバラのお尻をナデナデする。
臀部を執拗に撫で回すこと3分、カピバラの体毛がボワッっと逆立ってきた。
フーン、なんだか満足したので次の展示に行こう。
※更に気持ち良くなると身体をくねらせゴロンと転がるらしい。
次は初心に戻ってハムスターと触れ合う。
見た事がないような珍獣がいる。
いやここ面白いなあ!
他にも、九官鳥と会話したり(ほぼ私が一方的に喋っていた)、「超臭いので注意」と書かれた蝙蝠の匂いを嗅いだり(不思議と嫌な臭いじゃなかった)、大満足だ!
大満足でドームから出て、最後のお楽しみ、ドクターフィッシュ!!
同行者と「誰が一番フィッシュが集まるか対決」をしてみるとダントツで私の手に集まってきた。
そうかそうか、よっぽど私の手が美味しいのか。
手の他にも、足verの水槽もある。
こちらの水槽は一回り大きさフィッシュが泳ぎ、今まで体験した事のない吸引力の啄みようだった。
お土産コーナー。
カピバラさんをお持ち帰りしようかと思ったがこの時は買わなかった。
ちょっと後悔してるので次は買ってこよう。
正直見くびっていた。
しかしとても面白かった。
行った事の無い人はぜひ行ってほしい。
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