訪問日:2014/3/29
昔よく行った近所の駄菓子屋。
今じゃそのほとんどが店を畳んでしまった。
小学生の頃、僅かな小遣いで買う駄菓子が一番の贅沢だった。
当時の予算なんて精々100円ちょっと。
大人の財力を手に入れた今、駄菓子屋で昔出来なかった大人買いをしたいと思う。
そんな欲求を満たすに最適な駄菓子屋に行ってきた。
私はここを「ガチの駄菓子屋」と呼んでいる。
店の名は「おかしやさん」と言い、私が訪れたのは太田店であるが伊勢崎にも別の店舗を構える。
広っ!!
この規格外の広さに3000点余りの商品が陳列されている。
子供だけでなく大人も興奮してしまう充実度。
駄菓子コーナー。
写真に写る駄菓子コーナーはほんの一角に過ぎない。
駄菓子だけでもの凄い量がある。
た、宝の山や・・!
ガキの頃によく行った小さい駄菓子屋では考えられないような品揃え。
お馴染みの駄菓子から見た事の無い新商品まで幅広く揃う。
今日び、5円で物が買える事に驚き。
大人の財力を得た今、気になったお菓子は値段も見ずにどんどんカゴに放り込んでいく。
変なお菓子を買ってしまっても10円20円なんてのは誤差範囲。
そんな買い方をしていると「これは違う」と気が付いた。
ガキの頃、限られた予算内で最高の満足感を得られるようお菓子の組み合わせに試行錯誤し、買ったお菓子を近所の公園で「ぎゃーぎゃー」騒ぎながら仲間と食べる。
駄菓子屋の楽しみの本質はそこにあったんだと思う。
財布に大事に入れてある数十円分のあたり券を駆使して買い物をしたり、安い駄菓子を勿体ぶって少しずつ食べるような事は今ではもう出来ない。
そう思うとちょっと悲しくなった。
駄菓子以外にも大きな袋菓子も充実している。
お菓子であればなんでも揃うと言っても過言ではないだろう。
ここの会社は元々はお菓子の卸売業を生業としている。
その為、おかしやさんでは駄菓子のばら売り以外にも卸売用の箱買いも出来る。
本当の卸値はもうちょい安いと思うが、箱買いする場合は小売としては破格の安さ。
また、子供会などのイベント用に「おかしの袋詰め」も用意している。
予め内容の決まった袋詰めから、予算に応じて自分で好きな物を選べるオリジナルの袋詰めも作れる。
珍味系も広くラインナップ。
10円の串イカとか懐かしすぎる。
合計63点、3322円のお買い物。
さすがに駄菓子で3000円超えは買いすぎたが、懐かしさの余りついついカゴに入れてしまった。
会計後、500円毎のお買いもので1回抽選器を回せるらしく、私は3000円買ったので6回回せる事になる。
抽選器を回し、白玉が出ると10円くらいのお菓子が貰え、色が付いた玉が出ると商品券が貰える。
6回中、白玉が5個、赤玉が1個出て、駄菓子5個と100円分の商品券を貰った。
駄菓子売っても大して利益が出ないだろうにサービスが良い事で。
かつて食べた駄菓子を見ながら友人と思い出話に花を咲かせる。
100円玉に握りしめて駄菓子を選ぶ楽しさはもう味わえないが、今はまた違った楽しみがある。
家に帰って食べる。
味覚が変わったらしく、思ったより美味しくない。
まあ懐かしさはあるけど。
勢いで大量に買った駄菓子を全部食べるまでえらく難儀した。
そう思うと駄菓子の商品開発って難しいそうだなー。
子供の味覚なんて今じゃ分からないし。
明らかに買いすぎたな。
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