訪問日:2014/7/14
珍名駅として有名な南蛇井駅(なんじゃいえき)から歩くこと数分、「おきなわ屋」の看板を掲げた店が見える。
ここはちょっと変わったお店として、最近話題になっている。
店前には手書きのPOPがゴチャゴチャと並び、内容を読むと実に多くの事が書かれており、いまいち何屋か分かなかった。
軒先でうろうろしていると、
「どうぞー」
と、御主人が招き入れてくれた。
中に入って一言、
ゴチャゴチャしてる!!
ここは「南蛇井のドンキーホーテ」と揶揄されたりされなかったりするお店。
決して広いとは言えない店内に、ゴチャゴチャと何でも取り揃えている。
上の写真のように、歯磨きや洗剤、紙コップなどの生活用品は勿論の事、
多くの種類の調味料や、
駄菓子や、
野菜や、(しかも自家農園から採れたもの)
魚や、
玩具や、
花火のばら売りや、
ビー玉、ベーゴマ、おはじき、などの細かい商品や、
なめ猫のプロマイドなんて懐かしいものまで売っていた。
そして面白いのが、この手作り惣菜の数々。
これがまあ種類が多い。
いくつか紹介すると、サンマの塩焼き、マグロ甘酢餡かけ、イカのオイスター炒め、肉団子、サバの味噌煮、メカジキの煮魚、きんぴら、モツ煮、
などなど全部挙げればキリが無いが、魚料理を中心にとんでもない種類のオカズが売られている。
しかもしっかり作ってあるから適当に買っていけば手間を掛けずに夕飯になるだろう。
この辺りは過疎化が進んでおりお年寄りだけの家も多い。
そんな人にはとても助かるだろう。
更に揚げ物系も多くメニューを揃え、御主人に頼むと揚げたての揚げ物が食べられる。
メニューを見ると、「ホルモン揚げ」なる聞き慣れない名前があった。
そう、このホルモン揚げこそが最近知名度を集める富岡のローカルフード。
取り敢えずホルモン揚げを注文してみた。
1本42円と言うから驚きの安さ。
揚げ始める御主人。
揚がりました。
これぞホルモン揚げ。
内臓のホルモンではなく、竹輪を小麦粉で揚げてソースに浸した物。
食感がホルモンと似ているからホルモン揚げと言う名前になった、と聞いた気がする(よく覚えてない)
うんうん、うまいうまい。
ついでに買ったギョーザフライ。
揚げギョウザですね。
3個で68円と、なんだかこちらが申し訳なくなるような低価格。
こちらも南蛇井の名産の「青しそ巻き」
気になったが、ここで1パック食べきれそうにないので泣く泣くスルーする事に。
店内の壁を見ると、一面に提灯が飾られていた。
聞くと、地元の子供たちが旅行に行くたびに、地名の入った提灯をお土産に買ってきてくれるらしい。
北は北海道、南は九州まで、古今東西の提灯があった。
今でも子供たちがお土産を買ってきてくれるようで、提灯以外にも様々なお土産が店内の至る所で置かれていた。
元々このお店は魚屋だったが、「あれ置いてくれ、これも置いてくれ」と、お客さんの要望を聞くうちにみるみる商品が増えて行き、現在のようなゴチャゴチャした状態になってしまった。
棚卸が大変だそうで、一日掛かってしまうとか。
ちなみに、何で店名が「おきなわ屋」なのか聞いたところ、詳しくは失念したが、先代の奥さんだかが沖縄の人で、
本来の屋号では呼ばれず「沖縄屋、沖縄屋」と呼ばれた為に店名を改めたとの事。(違ったらごめんなさい)
追記(H26年,9月)
屋号の由来、微妙に違っていました。
詳細はSACの部屋様の
こちら記事で紹介されています。
お惣菜の写真も多く掲載されていますのでご覧ください。
小さいお店ですが駐車場完備です!
私が訪れた次の日はテレビの取材が来るとかで、結構有名なようです。
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