訪問日:2021/11/28
2018年8月末、全てのセーブオンが閉店し群馬県民が涙した。
大手コンビニチェーンに肩を並べ、セーブオンが日本中を席巻する日を信じて疑わなかったが、全国制覇の夢半ばでローソンに吸収されてセーブオンは消えてしまった。
時は流れセーブオンショックの傷が癒えた頃に、「謎のコンビニが建設されてる」という噂が飛び込んだ。
そのコンビニの名は「さくらみくら」と言うが全くもって聞いたことがない。
行こう行こう思ってるうちに次々に店舗を増やし、現段階で2021年で3軒のさくらみくらが誕生し、これからも更に増える見通しだ。
2021年6月27日オープン
さくらみくら便利店1号店・みどり市笠懸町
2021年7月29日オープン
さくらみくら便利店2号店・伊勢崎市境上渕名店
2021年11月25日オープン
さくらみくら便利店3号店・太田市下浜田町
2022年1月20日オープン予定
さくらみくら便利店4号店・館林市瀬戸谷町
すき家でお馴染みゼンショーホールディングスが運営しているというが、公式サイトも無く、ゼンショーWEBサイトでもさくらみくらの存在は触れられていない。
なぜ群馬に出店したのかは謎であるが、兎にも角にも群馬発のコンビニチェーンがここに誕生したのだ。
さくらみくら誕生から数か月が経ち、私も話題の群馬発謎コンビニが如何なるものか偵察すべく、2号店の伊勢崎市境上渕名店に訪れた。
桃色や水色の優しい色使いのデザインに、ポップで優しいフォントで「さくらみくら便利店」と書かれた可愛らしい店構え。
洗練された大手コンビニチェーンと違って温かさと親しみやすさを覚える。
さくらみくらは手作り弁当に力を入れているのが特徴の一つ。
注文を受けてから店内調理するのだがメニューは多彩で価格も手ごろ。
小うどんなんて200円だ。
店先には清潔で開放的なテラス席があり、買ったお弁当を食べることが出来る。
店内は一般的なコンビニと多くは変わらないが、「新田パン」など、地元の美味しそうな食べ物が売られていた。
また、お菓子や飲み物も大手コンビニでは扱ってないメーカーがあって新鮮で楽しい。
今回は名物のお弁当を注文する。
注文はタッチパネルで選択し、お金はレジで支払うといった感じだ。
まあ、コンビニで出来立てのホカホカご飯を食べられるのは嬉しい事だが、ただでさえ業務範囲の多いスタッフの負担は大きそうだ。
混雑してるときの注文は気を使っちゃうかもしれない。
ともあれ、注文してから数分待って、店員さんから番号を呼ばれて温かいお弁当を貰った。
せっかくだから外のテラス席で食べてみよう。
こちらは名物のプレミアムカツカレー(650円)
サクサクのトンカツに濃厚カレーをかける。
カレーにはホロホロの肉塊がゴロゴロ入っている。
トンカツと一緒にザクっとしてジュワっとして、非常に美味い。
こちらはペペロンチーノ(450円)
ベーコンやウインナーがたくさん入って美味しい。
更にこちらは新田パン。
味噌だれが塗られた焼きまんじゅうみたいな味付け。
大正6年創業の懐かしき老舗の味。間違いなく美味い。
昨今はコンビニの統合が進み画一的な景色が広がっている。
新たなコンビニが生まれることで消費者に選択肢が増えるのは歓迎すべき事例である。
さくらみくらは品揃えや価格も申し分なく、近所にあれば積極的に使って応援したコンビニだ。
群馬発コンビニ、目指せ全国展開!!
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