訪問日:2014/9/27
またしても大好きな南牧村ネタを。
南牧村は訪れる度に発見があって何度行っても飽きません。
上に、南牧村の地図を交通量を基に独断と偏見で加工したものを掲載する。
(※YAHOO地図を拝借)
比較的平らな土地が多い南牧川沿いは交通量が多く民家も多く建てられ栄えているが、少しでもメインルートを外れると途端に民家がなくなり、山を縫うような細い道ばかりになる。
そんな南牧村の山奥に、何か面白い物は無いかと地図を見ていると「高原運動広場」という文字を見つけた。
高原運動広場の場所である地図上の赤丸の位置は、観光客はおろか地元民もあまり訪れない山の奥の奥だった。
地図を見た限りではとてつもない山奥。
そんな利便性皆無の場所に運動公園なんて本当に存在するのか・・。
そして「高原」の文字からは秘境南牧村の楽園的な響きを感じる。
よし、行ってみよう!
小さな集落を抜け、細い険道を走ると開けた畑に出た。
南牧村の畑と言うと急な斜面の段々畑を思い浮かべるが、ここは南牧村では想像できないような広大な畑だった。
「南牧村にもこんな場所があったんだ・・」と、広い土地に思わず感心してしまった。
なるほど、確かに高原と呼ぶに相応しい場所だ。
ちなみちここは「上高原」という地区らしい。
この場所の少し手前には「下高原」という地区があり、下高原の方が集落は多い。
後で知った事だが、私は高原を「こうげん」とずっと読んでいたが、本当は「たかはら」と呼ぶらしい。
広い畑には、名産のネギとコンニャクが植えられている。
昔は良い値で売れたそうで。
更に山奥へ進むと遂に高原運動広場は姿を現した。
実際自分で行けば実感すると思うが、ここは意味不明な程に山奥。
「なんでこんな場所に!?」という感想しか出てこない。
入口には電子基準点が設置されていた。
この電子基準点では地上約2万kmの高さを周回するGPS衛星から出された電波信号を受信しており、つくば市にある国土地理院にリアルタイムで転送されている。
受信したデータは土地の測量や地図作成の基準点として利用されたり、地震噴火等の重要な地殻変動の監視も行ってるとの事。
説明板要約。
高原運動広場に入ってみる。
すげぇ広い!!
平らな土地が少ない南牧村としては贅の限りを尽くしたような広さのグラウンドだった。
しかし土曜だというのに誰もいない。
普段は使われているのだろうか。
ホームベースよりグラウンド全体を見渡す。
せっかく作った大きな広場だが、あまりに人気がなさ過ぎてちょっと寂しくなる。
というか山奥過ぎて車じゃないと来れないし、気軽に使える場所じゃない。
これだけ整備されたグラウンドだが、南牧村対抗野球大会とか開催される日は、だぶんもう来ないのだろうか。
しばらく小高い丘からグラウンドを眺めていたが、誰も来なかった。
携帯の電波も入らない場所だが、何か他のイベントにでも使えたらいいのにな。
(ダートトライアルやりたいなーとこっそり思ったり)
別の日、南牧村民に「何故あんな山奥にグラウンドを作ったのか」を尋ねたところ、
「この村で広い施設を作るってなったら、あの場所しか土地がないんだよ」
と言っていた。
「利用者っているんですか?」
「今は子供がいないからね・・」
・・・
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