訪問日:2021/3/6
甘楽のサグラダファミリアこと、甘楽町の中條さんちのアーティスティックな庭園は今では有名になり多くの見学者が訪れるとか訪れないとか。
常に進化を続ける庭園は訪れる度にマイナーテェンジを繰り返し、私はその過程を味わうべく年に一度の頻度で見学に訪れては毎回新鮮な驚きと感銘を受けている。その進化のスピードは凄まじく、2012年の初訪問時には大きな衝撃を受けたが今になって当時の写真を見返すとシンプルに思える程だ。
尚、当サイトでは
2012年に「
多目的ガレージ カーロマン」
2015年に「
多目的ガレージ カーロマン2」
として紹介しているので進化の過程が分かるだろう。
物件名は多くの俗称があり、当サイトでは便宜上「カーロマン」と表記していたが最近ではGoogle Mapの表記の「アダルト保育園」が一般的に浸透してきたと思われるため、当サイトでもアダルト保育園という名称で最新の様子を紹介したいと思う。
外観から分かる通り、ヤバいですね(誉め言葉)
2018年頃から手書き文字を多用した表現が増えた事により見た目のインパクトは爆発的に増した。
じろじろ見てたらヤバい人が出てきて怒られる、なんて想像も容易いが、外壁のメッセージを読むと
- ウッソー!おりないの?!
- だんみつの部屋をみないでどうするの!
など、見学大歓迎と読み取れる。
実際私もオーナーの中條さんとお話しした事があるが普通に良い人であり、色んな人に楽しんで欲しいというサービス精神から現在の有様に至っているのだ。
アダルト保育園歌も掲示されていた。
嵐を呼ぶ老いら
- 老いらは園児
- ヤクザなジジイ
- 老いらが怒れば
- 嵐を呼ぶぜ
- 保母を抱き寄せ
- 乳房を拝みや
- 老いのウサも
- ぶっとぶぜー
もし事前情報がなくこの物件を発見したらあまりのヤバさに早々に立ち去るだろうが、何度も通っている私から言わせるとここは芸術と表現の集大成の健全な施設であり、言わば私設の美術館と言える。
中條さんがいたら声を掛けようと思っていたが人の気配は無いなので庭園内に入って見学を始めた。言わば私有地に勝手に入ってる訳だが、異常なまでのおもてなしっぷりに常識の範囲内での見学はウェルカムだと判断して見学させて頂いております。
アダルト保育園では壇蜜、橋本マナミ、藤あや子、伍代夏子、坂本冬美など、色気のあるお姉さまを推している。
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲的な。
御年80才を越えるオーナーが作ったエロスの数々。
とんでもないジジイだ(誉め言葉)
とまあ、見た目のインパクトが先行してしまうところではあるが、従前からのファンである私としてはもっと初歩的な、1と1を足して100にしてしまうような、ガラクタの組み合わせで小宇宙を生み出すような作品群が狂おしく好きなのだ。
例えばこの写真の謎の生物とか最高じゃんか。
こちらのテーブルの上にリモコン2個と髭剃り2個と望遠鏡と小さいバケツが雑然と置かれている。
別のテーブルには電卓とポータブルDVDプレイヤー。
何故電卓とポータブルDVDプレイヤーをそこに置いたのか。
人形にボールチェーンが巻かれている。
たぶんマフラーを表現しているのだろうが、薄着の人形に非常に長いマフラーを装着することにどんな理由があるのだろうか。
一見ガラクタの山だが、どんな意味があるのか、その組み合わせは何を表現しているのか、何らかの規則性はあるのか。その思考の源流を追求しても私のような過小な脳味噌では到底理解し得ない境地である。
人形は漏れなくヘルメットを被っている。
安全第一を伝えるメッセージかと思いきや、「お金ちょうだい」という非常にストレートな願望を首輪から伝える犬もいた。
こういうのも絶対何かを表現しているがやはり私では理解が追い付かない。是非ともオーナーにお話をお伺いしたいところだ。
ちなみにこのガラクタ・・ではなくお宝は、知り合いから不用品を貰ったり一部は買ったりして集めているらしい。
「ジジイは走ると言うより飛ぶ感じ!」
言ってることはよく分からないが分かる。ぶっ飛んでいる。
さて、いよいよみんな大好き「壇蜜の部屋」に入って見ようか。
- だんみつを見ずして買えるアホかいな
- だんみつをさがしてごらんホラ居たよ
- 壇蜜を覗かず帰る人よアーお気の毒
オーナーの壇蜜愛が伝わる。
そんな愛の結晶の壇蜜の部屋を見学させて頂こう。
この扉の先に壇蜜が・・!?
おーー!たくさん居ました!!
壇蜜パラダイスです!!
「だんみつが使用していたアクセサリー!信じるか信じないかあなたの勝手」と書いてある。壁には壇蜜ポスターが隙間なく張られ、よく分からない壇蜜グッツに囲まれた一室は確かに壇蜜愛を感じる壇蜜の部屋だった。尚、これが実際に壇蜜が使用していたアクセサリーだとは私は全く信じない。
壇蜜の部屋から離れると「ヌーディスト館」と書かれた見覚えのない部屋だ出来ていた。
内部の写真はグーグルさんに怒られるから掲載できないがとてもムフフなお部屋でした。気になる方は現地でお確かめください。
元々は地元の人が集まって飲む集会所的な役割だったようだが、よくもまあここまで進化したものだと感心してしまう。
- シャレとユーモア
- ジョークとエロス
- 童心と無心
- 遊び心とロマン
素晴らしいですね。私も年を重ねてもこの精神を持ち続けていたい。
母屋の方もパワーアップしてました。
これも一つ一つじっくり見れば摩訶不思議な世界観の創作物。
遂には道祖神までアートの手が延びている。
もう最高ですね。また来ます。
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